今回は堤防から狙うことのできるタチウオ釣りについて様々な仕掛けや釣り方、釣れる時期(シーズン)について紹介します。
堤防からのタチウオ釣りについて
タチウオ釣りと聞くと船で釣るイメージを持っている人が多いかもしれません。ですが大阪、和歌山などの関西ではシーズンになると大勢の釣り人が堤防からタチウオを狙って集まります。
釣れるシーズン(時期)は年によってある程度前後しますが10月~2月くらいが最盛期になります。
釣れる時間帯はタチウオが岸に近づいてくる夕方から朝方にかけてです。
タチウオの釣り方
今回は堤防からタチウオを狙う代表的な釣りである「浮き釣り」「引き釣り」「ルアー釣り」の3種類の釣り方を紹介します。
浮き釣り
主に夜釣りで電気ウキを流してアタリを待つ釣り方で、エサはキビナゴ、ドジョウ、サンマなどの魚のエサが使われます。この釣り方をしている人が一番多いと思います。
浮き釣りの仕掛け
竿(ロッド)
タチウオは堤防手前まで来ることもありますが沖目で釣れることも多いので、磯竿など長めで遠投しやすい竿がおすすめです。
リール
2500番~3000番台のスピニングリールがおすすめです。
ウキ
棒タイプの電気ウキが主流でよく売られています。電気の色は緑、赤が多いです。別途で電池も必要です。
仕掛け
素材がワイヤーのタチウオ専用の仕掛けが売られています。代表的な仕掛けは2本針の水平仕掛け、1本針の垂直仕掛けです。その他にも3本針の商品もあります。おすすめは2本針の水平仕掛けです。
その他
上で紹介したほかに中通しおもり(タル付き)、ケミホタル、浮き止め、カラマンボウが必要です。
浮き釣りのエサ
浮き釣りの定番の釣りエサはキビナゴです。釣具屋で買うことができますがスーパーにキビナゴがあれば安くて量も多いのでお得です。塩で水分を抜いておくとエサ持ちがいいのでおすすめです。
キビナゴの他にもイワシ、アジ、サバ、サンマの切り身などでも釣ることができます。
浮き釣りの釣り方
棚(深さ)を1ヒロ(1.5m)~3ヒロにして仕掛けを投げて電気ウキを流して当たりを待ちます。釣り場が混雑していない場合は違う棚で2本竿を出して探ると効率がいいです。
ウキが沈み当たりがあった場合、竿を立てて合わせる必要があります。ウキが少しだけ沈むような当たりで合わせてもタチウオが乗らないことが多いのでウキが勢い良く沈んだタイミングで合わせましょう。
当たりがない場合周りに釣れている人がいれば棚を聞いてみるといいかもしれません。
引き釣り
堤防用のテンヤ仕掛けにエサを付けて釣る釣り方です。浮き釣りに比べていろいろな棚を探ることができます。また、仕掛けを回収して投げるまでの動作が素早くできるので短時間に爆発的な超過につながることもあります。
引き釣りの仕掛け
竿(ロッド)
ルアー用のロッドを使います。ショアジギロッド、シーバスロッドなどがおすすめです。
リール
ロッドに合ったスピニングリールを使います。2500番~3500番台が良く使われます。
引き釣りのエサ
主にキビナゴ、ドジョウが使われています。ドジョウはキビナゴに比べ割高ですがエサ持ちが良く釣れやすい(?)と言われています。
引き釣りの釣り方
基本的にただ巻きで釣ります。着水してからカウントしてから巻き始めることで棚(深さ)を調節します。
ルアー釣り
タチウオはエサ釣りだけではなくルアーでも狙うことができます。ワインド、ジグ、バイブレーションなど様々なルアーで釣ることができます。
ルアー釣りも引き釣りと同じく仕掛けを回収して投げるまでの動作が素早くできるので短時間に爆発的な超過につながることがあります。
ルアー釣りの仕掛け
引き釣りと同じくルアー用のロッドを使います。シーバスロッド、ショアジギロッドにPEラインを巻いたスピニングリールで釣ります。
タチウオ釣りの注意点
タチウオは歯がとても鋭利なので素手で触ったり仕掛けを外すのは危険です。
フィッシュグリップやタチウオ専用の金属のハサミを使うことをおすすめします。